WEBやソフトウェアの試食について考えてみよう | 俺とお前と100式様 『平日1日1回更新::東京ブック編』

WEBやソフトウェアの試食について考えてみよう

ブランドやラベルで売れた時代は終わった。

広告業を営むp-styleさんのブログには、現場でのお話が満載
な上に、次の「どうする?」がかかれていてとても有益だ。
p-styleさんのブログ

>「本当においしい物を、ちょっとだけいただきたい」という消費者ニーズは、これから高まる。それには「試食」が欠かせないファクターだ。そして「試食の上手な勧め方」が成功の鍵となるのだ。

WEBやソフトウェアでのアプローチでも同じ現象が
起こっている。この流れは確実だろう。

世の中の流れが早くなり、物が溢れかえる中では、
より自分の心を満たすものしか、必要ない。

ソフトウェア市場も似たようなもので、コンピュータが動いた
だけで感動した世代から、今は商品が溢れかえる時代だ。

成功事例はたくさんある。

たとえばサイボウズ社「異質なバナー広告」と「ダウンロー
ド試用」の組み合
わせで大手ロータス社のノーツからシェアを
奪いとった。(商品はグループウェアです。)

今まではクローズドな環境であったオークションは、ebayやビ
ッターズの後にヤフオクが出現して定着したが、これまた試食
の存在があった。(会員登録しないと利用できないが、検索や
閲覧ができるのは試食だと言えよう
)

では、WEBやソフトウェア業界での「試食の上手な勧め方」
とはいったいどうすればいいのだろうか?


試用(試食)はネットのあちこちで見るようになってしまった。
試食だらけではお腹いっぱいになってしまうので、
お客も絞り込んで試食をするに違いない。

(デパチカでも、全ての試食を頬張る人は稀なものだ)

試食のアプローチを分解してみました。

①試食ができると認知させること
②試食をしたいと思わせること
③試食は簡単にできること


意外と甘いのは、①ではないかな。デパチカでも試食ができる
のに、目立っていない、販売員が呼びかけていないなどで
素通りしていることはよくよくある。WEBだとどうだろう?

次に、②の試食をしたいと思わせること。家事・料理をしない
人が昆布の試食をすすめられても乗り気になりにくい。それこ
そ「癌に効くのです」といった人が動く動機が欲しい。

③は試食をするのに、筆記テスト+スクワット100回がある
ようではお客は乗り気にならない。Linuxの普及ではこの
あたりを見直しをしただけで凄い効果があった


ただし、物事のやり方は考えようで③のハードルを高くして、
②を意味のわかる人だけに限定し、①を完全に閉ざしてしまう
ことで、最初は限定です。といった口コミ効果を狙う方法
もあるかもしれないなと思った。

OSのβテストなどはこれにあたる。

上得意客に告知をおこなって、その中で人数を「限定」にして
してしまう。彼らはコミュニティで新機能についていろいろな
発言をする
ので、これが試食をしたい人を増やすのだと思う。

 (BLOGの出現で、更にこの動きは加速するだろう。)

「試食の上手な勧め方」

かなり考えてみる価値がありそうですね!!