((百式)) ビギナー | 俺とお前と100式様 『平日1日1回更新::東京ブック編』

((百式)) ビギナー

百式様が1日1回書籍のネタを紹介してくださる東京ブックから…

お題は「ビギナー」でした。

百式様は、「大きな市場を育てていくにはユーザーのあらゆるステージをサポートする必要がある。例えばビギナーに対する配慮だ。ブームが急速に冷める背景には、マニアの壁が存在するからだ。」といったことを書かれていました。

今日は田宮模型の田宮氏のお話のようです。

-具体的例-

スロットカーという商品が一時期大変流行ったそうです。
これはブームが急速に冷めていった例だそう。
田宮氏の分析では、ビギナーを丁寧に育てなかったのが敗因。

なぜ?田宮氏の理論はこうです。

「ビギナーがしっかり育つ前に、市場がマニア化した。
 レース場ではマニアックで高価な改造を施した車両が
 常勝してビギナーが入りにくい市場になってしまった。」

そこで、田宮氏が次から取った戦略はこうです。

「ビギナーでも簡単に模型を組み立てられる工具を充実。
 ビギナー、中級者、マニアとレース場を分ける。」

これが、百式様の言う、ステージごとにユーザーを
育てる必要がある、という例ですね。

-百式様のご提案:発想を我が社に取り入れよう!-

仲の良い同僚と数人で・・・
①初心者には入っていきにくそうな娯楽や製品・サービス
 をそれぞれが1つずつ思いついて書いてみる。
②それらの製品やサービスを最初に試す人が気楽に楽しめ
 るような仕掛けが考えられないか、そのアイデアを
 書いてみる。
③そのアイデアを自社に活かせないだろうか。

まずは他社の製品で考える。というのがポイントですな!

-sukima_japanの提案:会社がどこを向いているのかを知ろう-

同僚のヲタク度について考えてみよう。

昼休みや普段の会話から、どれくらいヲタク度が進んでいる
のかをチェックする。
特に、「初心者をバカにした発言」「誰を崇めているか」な
どはメモしておく。
自社の顧客イメージと、同僚の持つお客様イメージが一致し
ているのかを考えよう。

その上で、どこが「ビギナー、中級者、マニア。」攻めきれ
ていないのかを探してみよう。

地道な努力が成功することを祈っています。